使用バージョン:Blender 2.79b
スザンヌ
ネコさん
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3. 画面を4分割する
Blenderでの作業効率を上げる方法のひとつに、画面(レイアウト)分割があります。今回は、その画面分割の手順を説明します。
分割の方法は以下の2つです。
- ドラッグで分割
- クリックで分割
1. ドラッグで分割
3D画面(ViewPortと呼ばれています)ウィンドウの右上にある、アイコン()の上にカーソルを乗せます。
カーソルが、十字アイコンになるのが確認できると思います。
カーソルが十字アイコンの状態で、左クリックを押したままドラッグします。
水平ドラッグの場合は横に画面が分割されます。垂直ドラッグの場合は縦に画面が分割されます。
分割後、元に戻したい(結合したい)場合の操作手順も説明します。
結合したい2つの画面があるとした場合。その二つの画面の境界線に接するアイコン()の上にカーソルを置き、十字カーソルの状態でドラッグをします。
このドラッグする方向は、アイコン()がある方の画面から、ない画面の方へとドラッグします。
イメージが付きづらいと思うので、ぜひ下の動画を見て参考にして下さい。
2. クリックで分割
画面の境界線上にカーソルを置いて、カーソルが「二方向を指す矢印」に変化します。
その状態で右クリックをすると、エリア設定というポップアップメニューが現れて、
「エリア分割」「エリア結合」のどちらかを選ぶことができます。
「エリア分割」を選んで、分割したい位置で左クリックをすると、その位置で画面分割が行われます。
元に戻したい(結合したい)場合は、境界線上で右クリックをし、「エリア結合」を選択すれば元に戻せます。
個人的にはこちらのクリック分割の方が、ドラッグ分割よりも直感的でわかりやすい画面分割ができると思います。
■ Blenderの初期化について
・めちゃくちゃな画面分割になってしまった!
・ユーザー設定も保存してしまい、最初の状態に戻せない!
そんな初心者の方に、1から設定をやり直す手順を説明します。
「ファイル」→「初期設定を読み込む」をクリックします。これだけで、Blenderを完全初期状態に戻すことができます。
■ 分割された各画面の役割
各画面の役割について。
- 左上:トップビュー(上からの視点)。ワイヤーフレーム表示。並行投影。
- 左下:フロントビュー(前からの視点)。ワイヤーフレーム表示。並行投影。
- 右下:ライトビュー(右からの視点)。ワイヤーフレーム表示。並行投影。
- 右上:仕上がり確認用の結果画面として扱います。なのでビューポートの視点は自由。透視投影。こちらはワイヤーフレーム、ソリッド、マテリアル、レンダーなど各種表示を使い分けます。
<設定手順>
<完成>
ネコさん
スザンヌ
4. Dynamic Context Menuをオンにする
Blenderには、作業効率とクオリティを上げるのに役立つ便利な拡張機能がたくさんあります。
■ 拡張機能ってなに?
拡張機能は「アドオン」(Addon)と呼ばれています。アドオンを導入する事で、Blenderは新しい機能を使用する事ができます。
Blenderには最初から組み込まれているアドオンがたくさん存在します。それらアドオンは初期状態だと、多くが無効化されたままの状態になっています。
今回、初心者に特におすすめな「Dynamic Context Menu」というアドオンを有効化する手順と、その使い方について説明します。
「ファイル」→「ユーザー設定…」をクリックし、Blender ユーザー設定画面を開く
上部のタブより、「アドオン」をクリックする。
「3D View: Dynamic Context Menu」と書かれてる箇所のチェックボックスをオンにする。
検索フィールドを使って探す
アドオン画面の左上に検索フィールドがあります。ここに探したいアドオン名称を入力することで、表示数を絞った探し方が可能です。
「Blenderユーザー設定」を閉じましょう。
3DViewPort上で、キーボード「スペース」を押下してください。
「Dynamic Context Menu」がポップアップします。
ネコさん
スザンヌ